ついに新作の初鋳込み

展示がもうすぐそこまで迫っているので少々焦ってはいますが、だからこそ丁寧に石膏型を仕上げることに集中しました。
クオリティだけは保たないとやる意味ないので。






そしてついに鋳込みです。
ランプシェード用の泥ショウはケイ素がかなり多めなので硝子に近く、その分窯の中で歪みやすかったり、乾燥で口に亀裂が入りやすかったりと可塑性のなさが難点。
自分なりに他の磁土とブレンドした泥ショウを使います。


更に水分を吸う時間も恐ろしく短い。
石膏の水分量を調整しないといけません。


余分な泥ショウを廃泥して少し落ち着いたら口を処理。
このまま一晩寝かせます。







次の日ついに生まれました!







もうひとつのバリをデザインした方も。





まだ本焼きしていないのにこの時点で自分はもうすでに達成感に満たされています。
無理もない。
子供が社会人になる時よりも産まれた時の感動の方が大きいんです。




ここから素焼き、施釉、本焼きで完成です。普通は焼成後の窯出しこそが赤子を取りだすことに近いんでしょうけどね。


僕は型モノが好きだということです。


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